どシロウトの敷金返還日記
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関係書類・リンク集
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少額訴訟 その2  証拠書類

私が訴状に添付した証拠書類は、次の通りです。
□賃貸借契約書
□敷金領収書
□査定確認書
□回答書

それぞれ、裁判所用と被告用、2通づつコピーし提出します。
証拠書類の余白には、「甲第一号証」などと番号を記入します。
「甲」が原告の証拠書類で、被告の証拠書類は「乙第○号証」となります。
手書きで直接書いてしまってかまいません。
同じ種類の証拠書類の場合、例えば契約書が2枚有る様な場合は、
1枚目が「甲第一号証1」、2枚目が「甲第一号証2」などど記入します。

原本は、裁判当日持参します。

「回答書」というのは、こちらが文書で質問した内容に対する、(株)Rの回答文書のことです。こちらの主張に必要と思われるものだけを選んで提出しました。

あと、退去時に写真を撮影してあるのですが、これは裁判当日に提出する事にしました。

理由は、こちらの手の内を戦いの前に全て見せる必要は無いと思ったからです。
酷い大家だと、写真を偽造するなんて事もあり得ないとは言えません。パソコンが有れば、汚れや傷を付け足すくらい今時簡単にできます。
マンション1棟持っている大家なんかは、別の部屋の写真を証拠として提出してくるかもしれません。
また、襖や畳は結構汚れており、次の入居者確保の為には、修繕が必要な状態でした。
なので、リフォームの前に大家が自分で破損させて写真撮影するかも知れません。
こちらは退去してしまっているので、証拠写真の点では大変不利な状況にあります。
事前に写真を提出すると、こちらの写真に写っていない部分を偽造してくるか可能性があります。
相手は上場企業の関連会社なので、偽造なんて事はして来ないとは思うのですが、念の為裁判当日までは出さないようにしておきます。

そして、 写真を提出しなかった、もう一つの理由は、現像された写真を改めて見てみると部屋がすごく汚かったからです。

入居時築11年、退去時には17年経っているので、キッチンや水廻りなど劣化による傷みがあるのは当然なのですが、写真で改めて見ると、すごく汚く見えるんです。

もちろん、退去時に頑張って掃除はしましたし、実際に住んでいるときは全然汚い印象はなかったのですが、写真を見ると。。。汚いです。。。。
こんな写真を証拠として提出したら、自分が不利になるだけなんじゃないか?と思いました。
先方が写真を提出して来なければ、こちらも出すつもりはありません。
でも、相手はプロですから写真は必ず出してくるでしょうね。


訴状と証拠書類、手数料として2,000円分の印紙、書類送付用に6,400円分の切手、相手の会社の登記簿謄本を一緒に提出しました。

今回の私の相手は法人なので、相手の会社の登記簿謄本が必要となります。謄本は、法務局で取ることができます。
相手は東京が本社の会社ですが、埼玉の法務局でも取れます。
手数料は1,000円(だったかな?)。法務局内に印紙の販売所がありますので、1,000円分の印紙を購入し、申請用紙に貼って出します。
相手が法人だと、少し手間と費用が増えますね。


以上で手続きは完了です。
かかった費用は、9,400円。
あと、写真の現像代と内容証明代です。
総額で1万円ちょっとですね。

                                        つづく
 

   
 
 

私が今回少額訴訟を起こすにあたって読んだ本です。

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お役立ち関連サイト
■内容証明の書き方
■訴状の書き方

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