どシロウトの敷金返還日記
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少額訴訟 その5  和解勧告

喧嘩はおこらず、お互い無言のまま15分ほど経過。
ようやく、司法委員のおじいさんが帰ってきました。
裁判官と書記官はいません。

初めに被告と話をするとの事で、私は退場し廊下で待機。
司法委員のおじいさんと被告の二人で話し合いをします。

15分位経ったところで、私が呼ばれ、被告は廊下で待機。
今度は私がおじいさんと話し合いをします。

おじいさんが仰るには、すでに裁判官と話し合いをして、だいたいの結論は出ているとの事。
通常は原告から話を聞くのだが、被告は法人なので会社からどのような指示を受けて来たのか確認する為、原告と先に話しをしたとの事。

そして、近年の敷金トラブルの現状などを軽くお話しされ、和解したらどうか?と和解を勧められました。
「裁判所としては、もうだいたい結論が出ているので判決を出してしまった方が楽なのだが、そうするとお互い勝ったとか負けたとか、結局遺恨が残ってしまう。
それならば、金額的にも大した額ではないし、和解した方がお互いの為に良いのではないか?」との事でした。

本当は、初裁判の記念に、そしてどんな判決がでるのか?という好奇心から、できれば判決をもらいたかったのですが、和解に応じる事にしました。
おじいさんは判決を出してしまった方が楽だとは仰っていますが、判決文書くのは結構大変そうですし、こんな裁判に裁判官の手間を増やさせるのも申し訳ないですからね。


和解する金額は、実際に請求されている金額が10万円ちょっとなので、半分の5万円くらいの負担で和解したいと考えていました。

なので、取り敢えずおじいさんには、請求金額10万円の3割、3万円程度であれば負担しますと言いました。

きっと3万円では、先方が納得しないでしょうから、それなら5万円で、と交渉するつもりでした。

ところが、おじいさんに「請求金額の何割とかではなくて、敷金の何割と決めて欲しいんだよね。」と言われました。

何故でしょう?

よく分かりませんが、それなら敷金の約3割の36,000円でいいや、と思ったのですが、
おじいさんから、「10万円でどう?」と聞かれました。
10万円負担しろってことか?
10万円返して貰えってことか?

「10万円をどうするんですか?」と尋ねました。
おじいさん:「10万円返して貰うってこと」

てことは、、、、24,000円の負担か。
先程3万円負担すると言ったのですから、どうも何も勿論異存はありません。
でも、24,000円で先方が納得する訳無いと思うのですが。。。。


和解の時は、どこの部分をどちらが、どれだけ負担するとか細かいことは決めないそうです。 細かく決めるとお互い、不満が残るからだそうです。なので、きりの良いところで10万円と決めたようですね。


私は一旦退場し、原告が入場。
また、おじいさんと原告で話し合いをしています。

今度は10分程待ったでしょうか。
呼ばれて中に入りました。

おじいさんが裁判官と裁判所書記官を呼びに行き、再び全員集合。


どうなったんだ?
和解に応じたのか?
やっぱ拒否したのか?

                                        つづく


   
 
 

私が今回少額訴訟を起こすにあたって読んだ本です。

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